③入社3か月以内の新人社員へのアドバイスはTPOを意識しよう

①「会社辞めます」ゆとり世代の新人社員が上司に言えない本音
②「ゆとり世代をバカにするな!」新人社員へのNGな指導法

第2弾ではゆとり世代の特徴を形成した時代背景を紐解き、NGな指導例についてお話しした。

一体どこまで新人社員に言ってもいいか?」「どのように信頼関係を築いていけばいいか?」新人社員に対する接し方に悩む先輩社員は多い。

今回は新入社員研修で見られるワンシーンを例に、新人社員との接し方で意識すべきポイントについて考えてみる。

アドバイスのTPO(時・場所・場合)には要注意

ある広告代理店に勤める先輩社員は、新人社員B君の服装を直した方がいいと思い、指摘するべきか悩んでいた。B君の服装は、自分達が扱っているブランド商品のイメージとずいぶんギャップがあったからだ。

20代の女性をターゲットにした商品で、顧客へのプレゼンでも商品が持つ清潔感や高級感をどれだけ伝えられるかが勝負になってくる。商品だけでなく、その魅力を伝える自分自身の雰囲気もブランドイメージを壊さないようにみんな気を遣っている。

新人社員のB君は、仕事の覚えも早く、目立ったミスもなく仕事をこなすが、唯一気になるのが服装に全く関心がないことだ。女性クライアントの営業先に同行もさせているのだが、全く気にする気配がない。

2か月ほどたったある日、新入社員の初の合同プレゼン研修で「言ってしまおう」と先輩社員は決心した。「君の服装はどう思う?クライアントの事を考えて話すなら、ふさわしい服装があるよね?」とアドバイスをした。

他の新人社員も数十名みてる中、B君は赤面した。「大勢の前でアドバイスする事で他の社員の参考にもなる」と思ったのが裏目に出た。B君は傷つき、以後先輩社員に話かけづらくなってしまった

「飲みニケーションはくだらない」まっすぐ家に帰る新人社員

先輩社員は飲み会でお酒の力を借りて信頼関係を築くことを得意としている。建前はとっぱらって、本音で語り合えるだろうという根端だ。

先輩社員は今までそれで新人社員と信頼を築けた成功体験があり、B君にも同じパターンでアプローチする。しかしうまくいかず、一向に関係は改善しない。

・残業はなるべく避けたい。定時には帰りたい
・会社の誘いより友達の誘いを優先

こういった価値観をもつのがゆとり世代の特徴だ。

誘いを断られた先輩社員は「会社の人間関係を気にしないのか?」「出世には関心がないのか?」と考えたが、それはゆとり世代に対しての大きな誤解だ。

今の20代は職場の人間関係には人一倍敏感だし、出世したいと思うストイックな新人社員ももちろんいる。しかし「仕事は仕事としてきっちり評価して欲しい」と考える前提があるのだ。

職場全体のサポートも上手く活用する

服装の価値観や飲み会への出欠はあくまで本人にとって「プライベート」の事。新人社員自身のお金や時間を使わせることなので「無理に言うとパワハラにならないか?」とふさぎ込む先輩社員もいるだろう。しかし、それではずっと心にモヤモヤを抱えたままだ。

B君と気まずくなった先輩社員は、B君の回りの女性社員に相談した。すると周りの女性社員がB君に指摘されてると悟られない程度に「B君は白いシャツ多いよね~。ブルーは着ないの?爽やかだしに合うと思うよ~」「B君髪切った?爽やかになったね~」と伝えた。すると、徐々にB君は身だしなみに気を遣うようになった。

プライベートの事を直接指摘するのは、本当に相手にとって必要なら決してダメではない。しかし、互いの信頼関係があってこそ許される事だ。過度なプレッシャーを与えず、徐々に距離感を縮めていくことが、ゆとり世代の新人社員と信頼関係を構築していくコツだ。

 

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