ネム(XEM/NEM)とは?特徴と今後を解説【2018年版】

コインチェックでの盗難事件でNEMという仮想通貨が注目を浴びました。名前は聞いたことはあるけど「NEMとは何か?」知らない人も案外多いのではないでしょうか?

「NEMの特徴は?」
「NEMのセキュリティはほんとに安全?」
「NEMってどんな使い道があるの?」

今回はNEMについて解説していきます。購入する上での判断材料として参考になるでしょう。

NEMの特徴【基本】

発行枚数上限 89億9999万9999枚

NEMはNew Economy Monementの略。仮想通貨による平等で分散型の経済圏形成が目的。ビットコイン2.0とも呼ばれています。

Pol(Proof of Importance)とは?

Proof of Importanceとは「重要性の証明」という意味があります。何の重要性を元にしているかというと「ユーザー」です。つまりはNEMをたくさん利用していればいるほど、NEMの恩恵を受けられる仕組みになっています。

NEMのハーべスティングとは?

ハーベスティングとは、コインの保有量だけでなく取引額も考慮して報酬が与えられるシステムです。保有するだけで増えるわけではないので、取引を活性化させる狙いがあります。「種をまいて育てる」という発想に近いことからマイニング(採掘)ではなく、ハーベスティング(収穫)と呼ばれています。

PoW・PoSとの違い

一番注目すべき違いが「報酬受け取りの仕組み」です。

PoW…コンピューターの演算能力をもとにマイニング報酬を決定
PoS…コインの保有量をもとにマイニング報酬を決定
PoI…コインの保有量と取引量をもとに報酬を決定

PoWやPoSは一部の資本家に富が集中する仕組みとなっており、現在マイニングは個人ではなくグループや企業体で行うのが主流です。一方、PoIは独自の報酬受け取りシステムを採用することで、個人でも報酬を受け取りやすく、富の集中化を防いでいます。

ハーベスティングのやり方は2つ

①ローカルハーベスティング…パソコンの電源をつけたまま行う
②デリケートハーベスティング…パソコンの電源を落とした状態でも可能

ビットコインは電源をつけたままでしかマイニングできないので、その点NEMのハーベスティングは環境にやさしいエコな方法を採用しています。

NANOWalletをダウンロードし10000NEM以上をウォレットに入れておくことで個人でもハーベスティングができます。

スーパーノードになる方法

スーパーノードとはネムの中核を担うノード(端末)のことです。スーパーノードになると高額な報酬をもらうことができます。しかし、スーパーノードになるには厳しい条件をクリアしていなければなりません。

300万XEM以上を保有(1XEM50円相当で約1億5000万円が必要になる)
・1日に4回ある性能検査にクリアする(応答性能・ブロックチェーン維持能力・秒間2000回のハッシュ能力・常時接続を求められる)

なぜ性能検査にクリアしなければならないか?それは、スーパーノードは委任されたハーベスティングを受け取る必要性があるからです。いわばNEM運営者として関わるようなものです。

NEMの特徴【上級編】

NEMはコミュニティが活発

仮想通貨にとってコミュニティの存在は非常に重要です。

仮想通貨はもともとBitcoin Talkを代表とする掲示板でアナウンスされ、世間に公表されます。世間に公表される前に「こんなコンセプトの仮想通貨はどうか?」という議論がなされますが、そこで支持者に応援されることは仮想通貨をリリースする上での追い風になります。コンセプトを応援したいという投資家は値が下がっても保有し続ける人が多いためです。

NEMはインターネット上での繋がりだけでなく、リアルでの繋がりも強固なものがあります。

nemBar…NEM決済可能な仮想通貨Bar

nemket…ネム決済のフリーマーケット

スマートコントラクトの対抗馬「アポスティーユ」

NEM独自のブロックチェーン技術を使った証明書です。「イーサリアムのスマートコントラクトと似ている」と言われます。スマートコントラクトは大企業や専門家・開発者向けにローンチされていますが、一方、アポスティーユは個人や小規模事業者の決済利用を視野に入れて開発されています。クローズドなコミュニティを応援するNEMのコンセプトがうまくシステムに組み込まれています。

PayPalに似た独自の決済プラットフォームを生成可能なNEMのアプリ「NEMpay」もリリースされる予定です。

プライベートブロックチェーン「Mijin」

 

Mijinはビットコインのブロックチェーン技術がベースとなっていますが、送金速度・コスト・安全性の面が向上されています。資産管理・決算・契約・情報処理をシステマティックに運用させられます。

Mijin導入を予定している企業

Mijin利用者の第一期の募集がありました。以下の企業が申込みをしています。

日本電気(NEC)
野村総合研究所
SBIポイント
ミクシィ イノベーションセンター
ウェルネット
ドリコム
関西テレビ放送
freee
OKウェイブ

知名度の高い大手企業が利用を予定しています。第二期も募集する予定です。

今後の注目材料

Catapult(カタパルト)の実装

イーサリアムがアップデートを続けているように、NEMもアップデートを予定しています。それがカタパルトです。mijinの新バージョンの正式名は「2.0Catapult」と言います。

カタパルトが実装されることで、秒間4000取引ものトランザクションを実現させることができます。クレジットカードのVISAとほぼ同等です。他の仮想通貨と比較すると「ビットコインの約100倍・リップルの約2倍」の送金スピードを実現することができます。構想段階では2017年のローンチを予定していましたが、実装を遅らせているようです。逆にローンチを遅らせることが価格に好影響を与えている可能性も考えられます。

COMSA

 

テックビューロ株式会社のICOソリューション「COMSA」にもNEMのブロックチェーン技術が使われています。ICOのやり取りを行えるプラットフォームです。

・企業のICOによる資金調達
・既存アセットのトークン化技術
・プライベートブロックチェーンによる内部勘定技術

これらをワントップソリューションとして提供しています。

すでにCOMSAトークンはICOを終えてZaifに上場しています。NEMとの関係性が深いことを考えると、COMSAの価格がNEMの価格に影響を与えることも考えられそうです。

NEMのセキュリティ面について

5億2300万NEM(時価額580億円分)のNEMが仮想通貨取引所「コインチェック」で盗難されました。「NEMのセキュリティは本当に大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、これはNEM自体ではなく、取引所のセキュリティが甘かったことが原因でした。

コインチェック事件に関してはこちらの記事も参考にしてください

NEMはマルチシグ機能(複数者の承認がなければトランザクションの生成が行われない)を搭載しており、さらにEingentrasut++を実装しています。Eingentrust++とは、ノード(端末)が他のノードを相互に評価することで良いノードと悪いノードを分別する仕組みです。

NEMを活用したサービス・プロジェクト

①Landstead

ネムのブロックチェーン技術を使用して、土地や財産の登録ができる仕組み。市民が政府にアカウント情報を提出しLandsteadに登録できます。http://landstead.atraurablockchain.com/

②Luxtag

NEMのブロックチェーンを利用して、ブランド品などの高級品を正規品であることを証明・保証するサービス。生産・加工から取引まですべての履歴を記録・追跡できるようにします。偽物ブランドの抑止につながります。https://luxtag.io/

③Xhai Studios

NEMのブロックチェーンを利用したプラットフォーム。ゲーム内で使われるクーポンやアイテムをNEMで購入・またゲーム内で貯めたスコアをNEMに戻すことができる仕組み。http://xhaistudios.com/

NEMの取り扱い取引所

NEMは国内の仮想通貨取引所ではZaif・コインチェックで入手できます。(コインチェックは盗難があったため、今は利用を避けるべき)

海外取引所で注目すべきは、BinanceにNEMが上場するかもしれないという噂があります。もしBinanceに上場すれば、価格上昇の後押しにもなるでしょう。

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