ライトコイン(LTC)とは?特徴から今後まで解説【2018年版】

ビットコインに並びによく比較される仮想通貨としてライトコイン(LTC)が挙げられます。

ライトコインは全仮想通貨取引所の中で3番目に取り扱っている取引所が多い仮想通貨です。(1位はビットコイン・2位はイーサリアム)実はリップルやビットコインキャッシュを上回ります。

アメリカで決済サービスを提供するAliantがライトコインでの決済サービスを提供することを公表したり、VISAと提携し、ライトコインクレジットカードを発行する噂で話題となりました。今後ますますライトコインの流通量が増加していくことが考えられます。

「ライトコインとは?特徴は?」
「ライトニングネットワークとは?」
「今後でてくるサービスは?」

今回はライトコインについて解説します。購入すべきかどうか?の判断材料として参考にしてみてください。

ライトコインの歴史

ライトコインは、元Googleエンジニアのチャーリー・リー氏によって開発されました。ビットコインの次に歴史の古い仮想通貨になります。

「ビットコインが金とすれば、ライトコインは銀である」とリー氏が発言しています。これは、ビットコインの仕組みをベースとしつつ欠点を改善し、より使いやすいものを目指すという観点で開発されたからです。

2011年 リー氏はグーグルの親会社のアルファベットで働く傍ら、ライトコインの構想を発案

2017年6月 仮想通貨取引所coinbase重役を退職。ライトコインの開発に専念

ライトコイン創業者がLTCを全売却

ビットコインの代表者が明確に知られていないことに比べ、ライトコインにはチャーリー・リーという代表者がいます。代表者が明確であるということは、メリットもありますが、デメリットもあります。

2017年12月20日にチャーリー・リーは自身が保有するすべてのライトコインを売却しました。なぜかというと、ツイッターなどのSNSを使っての価格操作の疑いをかけられたからです。

彼のツイッターには38万人以上のフォロワーがおり、彼の発言は大きな影響力を持ちます。「仮想通貨とSNSの関係性」は度々問題視されていますが、彼はこのようなユーザーとの利害関係の対立を良しとしていませんでした。

純粋にライトコインの普及・発展を願っていました。そのため、彼はすべてのライトコインを手放し、開発に専念することにしたのです。

ライトコインの特徴【基本】

 

最大発行枚数 8400万枚
ブロック生成時間 2分半(ビットコインの約4倍の速度)

ビットコインのPoW(Proof of Work)との違いは?

ライトコインもビットコインと同じコンセンサスアルゴリズム「PoW」を採用しています。しかし、ライトコインはビットコインに比べより分散化されています。ビットコインマイニングと比較するとライトコインマイニングは

・専門性がより低い(マイニングに参入しやすい)
・かかるコストがより小さい

ビットコインのマイニングにはプロセッサーに大きな負担をかけることで有名ですが、それに比べるとライトコインはメモリ集約的です。これは、ライトコインがGPU基盤でのマイニングを許可したためです。

こうすることで、より多くのマイニング参加者を集めることができ、一部のマイナーが市場を独占することを防いでいます。

Segwit導入の成功

暗号通貨の問題としてよくあがるのが決済速度の遅さです。1ブロックあたりのデータ量が大きいために、送金手数料の高騰や遅延を招く現象を「スケーラビリティ問題」といいます。

暗号通貨のブロックの基本構成は

インプット(送信元の情報)
アウトプット(送信先の情報)
電子署名(その他のデータ)

となっています。Segwitはこの3つのうちの「電子署名」のデータ量を圧縮する技術で、Segwitを導入することでデータ全体の60%圧縮することができます。

※なぜビットコインはSegwitの導入が遅れた?

ビットコインもライトコイン同様にSegwitを導入しようとしました。しかし、マイナーの反発がありSegwitの導入がスムーズには進みませんでした。

ビットコインがSegwitを導入するためには、マイナーの95%の賛同が必要でした。Segwitを導入すると新しいコンピューターの部品に換えなければならず、そのコストがマイナーの負担になるために賛同する人が少なかったのです。

ビットコインは2017年8月24日にSegwitが導入されましたが、Segwit導入に至るまでに相当の時間を要しました。

一方、ライトコインは75%のマイナーの賛同を得た段階で、ビットコインを差し置いて2017年5月にSegwitの導入に成功しています。

ライトコインの特徴【上級編】

初のライトニングネットワークに成功

ライトコインは仮想通貨で初めてライトニングネットワークに成功しました。ライトニングネットワークとは、Segwitをアクティベートさせることで利用できる、2ndレイヤー(オフチェーン処理)と呼ばれる技術の一つです。ビットコインのブロックチェーンとは別物で、別の通信方式を採用しています。

ライトニングネットワークは管理者がネットワークを構築するわけではなく、ユーザー同士で自律的に形成されます。誰でも自分のノードを立ち上げて、他のノードに支払い経路を貼るだけで、相手方の許可すら必要なくスムーズにつながることができます。

ライトニングネットワークのメリット

ライトニングネットワークは通常のビットコイン決済に比べて、ユーザーにとってどのようなメリットがあるのでしょうか?大きく3つあります。

・処理速度の向上…取引が1秒未満で完了する
・送金手数料の引き下げ…少額もしくは無料になる
・マイクロペイメント(少額支払い)が可能…小さい単位での買い物がしやすく、個人利用がしやすい。(0.00000001BTC=1satoshi単位での支払いも可能)

このようなメリットがあります。現在800近くのライトニングノードが存在し、約3000のチャネルがつながっています。ライトニングネットワークがさらに拡大すれば、より実用的な利用が可能になります。

ライトコインのウォレット「LaofWallet」

LaofWalletはライトコインの公式ウォレットです。特徴としては

ios専用ウォレット
操作性抜群
分散型ウォレットのためセキュリティ高い

ライトコインのウォレットは公式ページからダウンロードすることができます。日本語選択も可能で、初心者にも非常にわかりやすくなっています。

また、liteaddress.orgを使うとペーパーウォレットの生成・管理ができます。ダウンロードはこちらから https://litecoin.org/ja/

ビットコインのbitaadress.orgをベースに作られています。初心者にも使いやすく評判が良いです。

ライトコインの今後の注目材料

匿名取引機能の追加

もともと暗号通貨の匿名取引は2013年にアダム・ハック氏によって開発されました。

ビットコイン技術者のグレゴリー・マックスウェル氏による匿名機能開発に関しての論述を読み、チャーリー・リー氏はライトコインにも匿名機能を追加したい旨を述べました。

ZcashやMoneroなどの匿名暗号通貨は多くありますが、どのように差別化を図るのか?は今後の課題でしょう。

LitePayのリリース

すでにビットコイン・ビットコインキャッシュで決済可能なBitPayがリリースされています。しかし、ライトコインほどの決済スピードを実現できていません。

取引反映に時間がかかると、その間に価格変動のリスクがあります。

そこでライトコインがリリースするLitepayは、決済と同時に法定通貨建てでの決済額が銀行口座に反映されるようにして、決済のボラティリティリスクを緩和します。2018年の春をめどにリリース予定です。公式ページはこちら https://www.litepay.us/

ソフトフォークによるアップグレード

ライトコインはソフトフォークによるアップグレードを予定しています。

主なアップグレードの内容として「送金手数料の自由化」が挙げられます。各自のマイナーに送金手数料の設定を自由にさせることで、手数料市場の競争・活性化を狙います。

また、自由化することでフェアな市場の成立・送金詰まりの解消効果が見込めます。

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