①【新人社員の原因不明の退職理由は?】ゆとり世代の退職を防ぐ方法

理由もなく退職する20代の若者達

「うちの新人は根性がない」
「少し強く言っただけですぐに逃げる」
「間違いを指摘するといつも言い訳がましい」

そんな不満を漏らしながらも、新人社員の扱いに苦労している上司は多いだろう。新人社員の頃はわからないことだらけで、多少のミスや間違いは仕方のないことではあるが、確かに今のゆとり世代は仕事に対する認識が甘いのは間違いない。

だがもしあなたが「自分の教育方針を曲げたくない」「こちらから折れるとなめられたら困る」こう考え、今のスタイルを崩さずに続けていると最悪の事態になるかもしれない。

「すいません、仕事辞めます」

突然、退職を願い出る新人社員は年々多くなっている。就職活動を乗り越え、やっと手にした内定…「なぜ君がそんな早く会社を辞めるのか理解できない」と考える先輩社員も少なくないはずだ。

現代の就職活動は昔と大きく様変わりした。インターネットの発達により、企業が公表する情報のみならず、実際に働く人の口コミや良い噂・悪い噂まで筒抜けだ。ここまで豊富な情報が出揃った中で新人社員達は納得して選んだ上で入社したのに、なぜゆとり世代の定着率は低いのか?

新人社員がすぐ辞めてしまう理由としてよく挙がるのが

・入社前イメージしてた仕事と違った
・自分についた育成担当者とうまくいかなかった
・希望の部署に配属されなかった
・仕事が過酷だった

このような理由はよく聞く。だが、ゆとり世代の新人社員は特に理由を告げることなく会社を辞めるのです

仕事内容にも不満はなく、育成担当者との関係も一見良好。第一希望の部署に配属され、仕事も特に辛そうな様子をみせなかった。順風満帆な新社会人生活を送ってるようにみえたのに突如「会社を辞めます」と言われたら驚きを隠せないだろう。

どこまで先輩に相談していいか分からない

ゆとり世代の退職時に見られる特徴の一つが「相談をしない」ことだ。独りで悩み、独りで退職することを決断する人があまりにも多い。社会人としてスタートを切ったばかりなのに、あまりにも早急過ぎる判断だ。

2017年入社の新人社員を受け持つ育成担当者の先輩A氏が、新人に任せた電話対応でトラブルが発覚。新人社員に「なぜもっと早く言わなかったの?」と厳しく問い詰めた。そこでA氏が言われた驚きの一言が「相談してもいいんですか?

A氏は唖然とした。今まで自分が仕事を教えてきた新人社員に、信頼してもらえていると思い込んでいたからだ。「なぜ遠慮をするのか?」A氏は新人社員に理由を問いただしてみると「仕事でわからないことは質問します。でも、電話で人と話すのが苦手なのは個人的な問題なので相談すべきでないと思ったんです」と打ち明けられた。

自分をどこまでさらけ出していいのか?」この境界線に悩むゆとり世代の新人社員はとても多い。だからこそ、何も相談してこない=何も考えてない という解釈は大きな間違いだ。自分の頭の中だけで悩み、考え、誰にも打ち明けることができないのだ。

KY(空気が読めない)」と人から思われることを避けたいと願い、周りがどう思うか?周りからどう見られるか?を気にする傾向が非常に強いのがゆとり世代を象徴する特徴だ。

そんな些細な事なんか気にするなよ!」と思うだろうが、ゆとり世代の若者たちにとってはそれが先輩社員に対する最大限の配慮なのだ。まだ経験の浅い彼らなりの気遣いであり、精一杯の行動なのである。その気持ちをまずはくみ取ってほしい。

なぜそのような考えになってしまうのか?また、どうすればゆとり世代とうまくコミュニケーションを取れるようになるのか?次項でそれを考察してみることにしよう。

※ゆとり世代の定義…ゆとり教育の期間中に学校教育を受けた世代。1987年4月2日生まれ~2004年4月1日生まれ(1987年度~2003年度生まれ、現在12~29歳)である。

 

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