イーサリアムとビットコインの違いは?スマートコントラクトの将来性

ビットコインをきっかけに仮想通貨に興味を持った人も多いのではないでしょうか?

仮想通貨はビットコイン以外にも様々な種類があります。ビットコイン以外の代表的な仮想通貨の一つとしてイーサリアムが挙げられます。

時価総額ランキングもビットコインに次ぐ第二位のイーサリアムですが

「イーサリアムにはどんな特徴があるの?」

「ビットコインとイーサリアムの違いとは?」

「イーサリアムに将来性はあるの?ないの?」

今日はそこに焦点を当ててお話ししようと思います。

イーサリアムの特徴

良く勘違いされますが、私たちが呼ぶイーサリアム(Ethereum)とはあくまでシステムの名称で、そのシステム上で使われる仮想通貨がイーサ(Ether)です。

ですが、一般的にはイーサリアムと言うことが多いので、ここではイーサリアムと書きます。

ビットコインもイーサリアムも同じ仮想通貨の一種です。ですが、大きく違うのはその仕組みです。

まず発行通貨量の上限に関してですが、ビットコインが2100万BTCと上限が設けられているのに対して、イーサリアムの発行量上限は未定のままです。

イーサリアムの歴史

2013年   Vitalik Buterin、Gavin Woodによって開発が開始
2014年2月  イーサリアムプラットホームの開発
9月      プレセール開始(0.0005BTC 日本円で20円)
2015年7月  本セール開始

プレセールの段階で6000万ETHを発行し、開発者には1200万ETHが配布されました。

イーサリアムのスマートコントラクトとは?

イーサリアムを語るうえで欠かせない一番の特徴はスマートコントラクトにあります。

ビットコインを代表とする暗号通貨のメインとなる役割は送金です。ですがこのスマートコントラクトは送金と同時にユーザーが独自に決めた「契約」の役割を持たせることができます。

例えば「1年後の〇月〇日にある商品の100万円分の購入代金を購入先に支払う」といった取り決めをすることもできます。そして、契約を履行するためにはイーサリアムを購入することで可能になります。

また、代金の支払いに限らず、ありとあらゆる契約をイーサリアムで実行することができます。

Windowsで有名なマイクロソフト社も大手金融機関と契約し、イーサリアムの導入を決定しました。イーサリアム建てが可能な仮想通貨取引所もどんどん増加しています。

イーサリアムはアップデートし続けている

イーサリアムはこれまで4段階にわたってバージョンアップが行われてきました。

第一段階 2015年7月「Frontier」
システムに問題が起きた場合にブロックチェーンの巻き戻しを行える開発段階の機能

第二段階 2016年3月「Homestead」
ブロックチェーンの分岐を防ぐために、利用手数料の引き上げ・採掘難易度の調整方法の修正を行った。

第三段階 「Metoropolis」
一般ユーザー向けに正式なバージョンをローンチ

第四段階 「Serenity」
Proof of WorkからProof of Stakeへの移行(予定)

このように次々とバージョンアップを図って、システムの安全性や機能性を高めてきました。

イーサリアムのアルゴリズム

イーサリアムはビットコインと同じProof of Workを採用していますが、変更が予定されています。 Proof of StakeのCasper(キャスパー)とよばれるアルゴリズムを採用予定です。

Proof of Workは電気代や土地代などのコストがかかり、環境面に悪影響を与えると言われていることから、仮想通貨業界ではProof of Stakeへの期待が高まっています。

イーサリアムのブロック生成時間

イーサリアムもビットコインもブロックチェーンがシステムの根本であることに変わりありません。ですが、ブロックの生成時間に大きな差があります。ちなみにこのブロックの生成のことをマイニングと言います。

ブロック一つ当たりの生成時間がビットコインは約10分程度に対し、イーサリアムは約15秒程度です。

ブロックの生成時間が短いとそれだけ送金にかかる時間や反映も早いです。ですがデメリットもあります。

ビットコインは通常、ブロックの生成が重複したときに短いブロックを切り捨てるという方法を採用しています(最も長いブロックチェーンが残る)

ですが、イーサリアムのように短い時間でブロックが作成されると、世界のどこかで同時にブロックが生成されてしまうことがあります。同時に生成されてしまったブロックを除外する作業に無駄が発生します。また、ビットコインと比べるとイーサリアムは容易にブロックが生成できるので、セキュリティにも不安が残ります

もう一つ不安点があります。マイナー(マイニングをする人)がマイニングに成功すると、そのデータを世界中に送信・公開します。その情報を受け取った別のマイナーは改めて1からマイニングを再スタートします。

ですから、先にマイニングに成功すると、ほかの人よりも少し先に新たなマイニングを始められます。

これはビットコインも同じなのですが、ビットコインはマイニングに10分程度かかるので、このスタートの差は微々たるものです。ですが、イーサリアムの場合は15秒でマイニングが完了するので、スタートのわずかな差で大きな影響を与えてしまい、マイニングの成功が一部のマイナーに偏る危険性があります。

しかし、これではシステムとして世間で使えません。ですので、これらの問題を解決するために、イーサリアムでは不採用となったブロックを再利用するという独特のマイニングルールを設けています。そのためミスや無駄なくブロックを生成できるようになっています。

イーサリアムは将来性が高いといわれるのはなぜ?

「イーサリアムは将来性が見込める!」といわれていますが、それは単に価格や時価総額に限った話ではありません。

イーサリアムは拡張性の高さが他の仮想通貨に比べて突出しています。その例として挙げられるのがトークンの作りやすさです。トークンとは「仮想通貨の仕組みを使って作った簡易的な仮想通貨」の事です。

以下のリンクのplatformをみてみれば、イーサリアムをベースとして作られているトークンがずば抜けて多いのが一目瞭然です。

coinmarketcap.com

実に市場で売買されている80%近くのトークンがイーサリアムベースで作られています。それだけ開発者にとってもイーサリアムの利便性が高いことが伺えます。

ビットコインとイーサリアムどっちがおすすめ?

仮想通貨の先駆者として市場をけん引してきたのは間違いなくビットコインです。ですが、ビットコインは送金に時間がかかったり、送金手数料が不安定だったりと色々と問題点があります。日常の決済シーンにビットコインを用いるには不便な点が多いです。

「ビットコインは金と性質が似ている」「ビットコインはデジタルゴールド」などとよく言われます。採掘量が有限であることがその所以です。金には確かに価値がありますが、重く持ち運びにも不便です。買い物での支払いを金でする人はいないでしょう。

その点を考えれば、もしイーサリアムをもとに日常の買い物や決済で使いやすいトークンが作られたとすれば、それと共にイーサリアムの価値も上がるでしょう。

「ただ送金さえできればよい」と考えられていた仮想通貨でしたが、これからの時代の仮想通貨は送金に更なる付加価値を求められるでしょう。そういった点で私は今後イーサリアムの方が需要が高まるのではないかと考えています。

イーサリアムのプロジェクトHPはこちら
https://www.ethereum.org/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)