【 コインチェックの被害者へ…】分散型取引所(DEX)がおすすめ

1月26日のYahooニュースによると、仮想通貨取引所のcoincheck(コインチェック)にて仮想通貨が620億円分ハッキングされたことが明らかになった。不正に引き出された仮想通貨はXEM(ネム)と呼ばれる仮想通貨で、約5.4億XEMにのぼった。国内仮想通貨取引所の中でもビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)の取り扱い種類数の多いコインチェックですが、コインチェックはいまだ「仮想通貨交換業者」として正式な金融庁の認可を受けておらず、信託保全にも加入していなかった

数日後コインチェックは、「XEM保有数×88円分」を顧客に自己資金で日本円にて補償すると発表したが、補償期間も未定。

仮想通貨の盗難事件「Mt.Gox(マウントゴックス)事件」

仮想通貨の盗難事件は今に始まった話ではありません。かつて2014年2月24日にも日本最大手のビットコイン交換所Mt.Gox社がビットコインを盗まれる事件が発生しました。744808BTCものBTCが数年にわたって盗難されていた。

仮想通貨はどこに保管すれば安全?

取引所に仮想通貨を預けている人は今回の件で相当不安になったことでしょう。特に、会社の資産規模や信用性を売りにしてきた日本国内の取引所が盗難被害にあったわけですから「どこに預ければ安全なの?」と疑心暗鬼になってしまうのも無理はありません。

仮想通貨の保管方法にはいくつかありますが、今回は筆者が考える仮想通貨のベストな保管方法について考察していきたいと思います。

コールドストレージに保管

ハッキング被害はそもそもインターネットに接続されている環境下であればどこでも発生する可能性があります。そう考えるとハッキング被害から100%資産を守るためにはオフライン環境下で資産を管理する「コールドストレージ」を活用する必要があります。

コールドストレージについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
仮想通貨の1番安全な保管場所はどこ?【ビットコインの盗難防止策】

ハードウェアウォレットに保管する

仮想通貨専用の保存端末が販売されています。通常のハードディスクと違い、仮想通貨専用のため、ウィルスやスパムの侵入を防げるメリットがあります。代表的なハードウェアウォレットとして

Ledger NanoS
TREZOR
keepkey

などが人気です。(リンク先はすべて正規代理店のものを貼っています)

※Amazonでのハードウェアウォレット購入は注意!

ハードウェアウォレットは正規代理店で購入するようにしてください。Amazonで個人が販売しているハードウェアウォレットだと不正改造されていたり、マルウェアが最初から混入している可能性があります。

ハードウェアウォレットのデメリット

デメリットとして、対応している暗号通貨の種類が少ないことです。国内取引所で扱っている仮想通貨なら一通り対応しているもしくはする予定でしょうが、海外でしか取り扱っていない草コイン(マイナーなコイン)やトークンなどは保管できません。

ビットコイン・イーサリアム・リップルその他メジャーな仮想通貨に投資している人にはおススメですが、保有しているほとんどの仮想通貨が草コインである筆者には不向きです。

草コインがわからない方はこちらの記事を参考にしてみてください。
【アルトコインを100種以上調査】草コイン買い方とおすすめ取引所

草コインホルダーは分散型取引所(DEX)がおすすめ

「草コインホルダーは仮想通貨をどこに保管すべきか?」と悩まれている人は多いと思います。私も今回のコインチェックの不正引き出し事件を聞いて危機感を抱いていますし、今使っている取引所もいつ被害に遭うかビクビクしています。

そこで知っておいてほしいのが「分散型仮想通貨取引所(DEX)」です。DEXとは何か?他の仮想通貨取引所とどう違うのか?紹介したいと思います。

DEXとはDecentralized Exchange(非中央集権的交換所)の略で、ブロックチェーン技術を駆使して作られた管理者不在の仮想通貨取引所です。管理者不在のためサポートはありませんが、ブロックチェーン上にすべて取引履歴を残すことができるので、透明性の高い取引ができます。

また、分散型取引所は資産を預託するわけではなくあくまで各個人が管理するため、パスワードさえきっちりと自身が管理していればハッキングのリスクも低減できます。めんどうな登録や本人確認の作業が一切不要で、MyEtherWalletやMetaMaskなどのウォレットと連携させるだけで取引ができます。

コインチェックやマウントゴックスなどの従来の中央集権型取引所と比べると、管理者がいないので倒産や破綻のリスクも限りなくゼロに近いです。まさにブロックチェーン技術を活用した新しい取引所の形と言えるでしょう。

さらに、従来の取引所のような上場の概念も存在しないため、上場前のマイナーなコインやまだ市場に出回っていないレアなコインを入手することも可能です。EtherDelta(イーサデルタ)ではなんと600種類以上ものコインを取り扱っています。

一方不便な点として、従来の取引所では送金手数料は業者が一部負担してくれることもありますが、分散型取引所の場合は送金手数料が完全に自己負担のため、交換するコインによっては手数料がかさむことがあります。また、分散型取引所はまだまだ新興なので売買参加者は少ないです。出来高も少なく板が薄いのでうまく注文が通りにくいことがあります。

分散型取引所のメリット・デメリットまとめ

メリット
・取引の透明性が高い
・資産は完全に個人管理。ハッキングリスクが小さい
・倒産、破綻リスクが限りなくゼロ(管理者不在)
・草コイン(マイナーなコイン)の種類が豊富
・上場前のトークンを入手可能
・登録や本人確認が不要

デメリット
・送金手数料が完全に自己負担
・売買参加者が少ない。板が薄いので注文が通りにくい

ビットコインを筆頭にスケーラビリティ問題などで送金手数料の高騰や送金にかかる時間がネックとなっていますが、Segwit2の導入などで解決する方向に向かうでしょう。分散型取引所での売買参加者も、今回の盗難事件を機に増加するのではないかとみています。

分散型取引所の具体的な使い方

では「具体的にどうやって分散型取引所を利用するのか?」手順を解説します。

①MetaMask(メタマスク)の導入

イーサリアムウォレットであるMetaMask(メタマスク)をまずはPCに導入しましょう。メタマスクはchromeストアで入手でき、chromeに拡張機能として追加するだけで初心者にも簡単に利用できます。

CHROMEに追加→拡張機能を追加→規約を読んでAccept→パスワードを入力でアカウントを作成できます。

その後に復元用パスワード(回復コード)がでてくるので、必ず安全な所に保管しておくようにしてください。(復元用パスワードをなくすと復元できなくなるので注意)

メタマスクではなく、マイイーサウォレットを利用したい人はこちらの記事も参考にしてください
初めての仮想通貨ICOの買い方&おススメのICO一覧サイト7選

②EtherDelta(イーサデルタ)とMetaMaskの連携

前述したように、イーサデルタは分散型取引所なのでアカウントの登録や本人確認が不要です。その代わり、先ほど作成したウォレットのメタマスクを連携させる必要があります。

右上の所に緑色でMetaMaskとなっていなければ、右上のアカウントからImport Accountをクリック→登録したいメタマスクのアドレスとプライベートキーを入力(メタマスク右上の人型アイコンから取得可能)→Import Accountをクリックして、イーサデルタHOME画面を再読みこみ→画面右上にあるMetaMaskと緑色に表示されます。

詳しくは下の画像を参考にしてください。

メタマスク側の設定

AddressとPrivate keyが出てくるのでコピーしてください

イーサデルタ側の設定

先ほどコピーしたAddressとPrivate keyをここにペースト

これでイーサデルタとメタマスクの連携は完了です。続いてイーサデルタの入出金方法について確認してみましょう。

③イーサデルタの入金方法

イーサデルタに入金する前に、先ほど連携したメタマスクにイーサリアムを入金します。メタマスク画面の「…」の所をクリックし「Copy Address to clipboard」を押すと、メタマスクのウォレットアドレスを取得できます。イーサリアムを送金しましょう。

イーサリアムを入手するには
⑴国内取引所でETH/JPYで購入する
⑵海外取引所に置いてあるコインでETHを購入する
のどちらかでよいでしょう。

おすすめの国内取引所 BitBank
おすすめの海外取引所 Binance

上記で紹介する取引所は分散型取引所ではなく、従来の中央集権型取引所です。あくまでイーサリアムを入手することが目的なので、購入後は長期間置いておかずに速攻で送金しましょう。

つづいて、イーサデルタへの入金方法です。HOME画面右のBALANCEの真下にあるDepositを選択→ETHのAmount(数量)のところで入金したいETH量を入力して右のDepositをクリック

すると、メタマスクの画面がでてくるので、内容を確認したらSUBMITをクリック→イーサデルタのBALANCEのETH残高に反映されています。(分散型取引所は時間帯によっては重いこともあるので、少し間をおいてから更新してみるとよい)

④イーサデルタの出金方法

HOME画面のBALANCE欄にある「Withdraw」を選択→出金したい数量をAmountに入力して、Withdrawをクリック→メタマスクの画面がでてくるので、内容を確認して「SUBMIT」をクリック

入金の手順と変わりませんね。難しくないはずです。

イーサリアムではなく別のトークンをメタマスクに出金する場合

メタマスクに「トークンの追加」をする必要があります。

HOME画面右上の矢印ボタンから「Etherscan Address」を選択→トークンページに飛んだら「Contract Address」を取得→メタマスクでそれを入力→メタマスクにトークンが表示される

⑤イーサデルタの売買方法

HOME画面左下のVOLUME欄のPairから銘柄を選択→ORDER BOOK欄から数値をクリックすることで指値が入ります。赤数字が売り注文・緑数字が買い注文なので、買う場合は赤数字をクリックしてください。

数値をクリックすると購入画面が表示されるので、購入数量を入力して、支払うETHとFee(手数料)を確認したら、一番下のBuyボタンをクリックしてください。

これで購入完了です。HOME画面BALANCE欄に購入したトークンが反映されている事を確認してください。

NEW ORDERで自力で板を建てれる

先ほど説明したのはすでに板が建っている値段で注文したい場合です。「赤数字に自分が買いたい値段がない!」という人はNEW ORDERを活用しましょう。

まとめ 分散型取引所はこんな人におすすめ!

・従来の中央集権取引所に資金を預けるのが不安な人(資産を自己管理したい人)
・倒産、破綻リスクを低減させたい人
・現物、長期保有をしたい人(分散型取引所は板が薄いので超短期売買には不向き)
・まだ誰も注目していないお宝草コインやICO直後のコインを手に入れたい人
・登録、本人確認、二段階認証がいちいちめんどくさい人

もちろん、従来の中央集権型取引所も活用しつつ、並行して分散型取引所を活用してみるのもよいでしょう(筆者は一つの取引所に全額預けずに、分散しています)

コインチェックのXEM盗難事件を機に仮想通貨の保管方法やセキュリティを重要な課題として捉える投資家は増えることでしょう。分散型取引所を活用できるようになりましょう。

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